モデルコース3.19
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36の爆弾を使用したり、脅迫をしたり、船舶をハイジャックするという形で意思表示をしたがる。テロリストが自爆行為を煽る過激な宗派と連携して行動することが、ますます増えてきている。犯罪行為である密輸は、密輸に利用されている船舶の所有者に多大な金銭的損失をもたらし、密輸品が麻薬というケースも多く、巧妙な手口で手荷物、船用品、人体、電子機器等の中に隠して船上に持ち込まれる。武器が密輸されるケースも頻繁にある。麻薬と同じく、武器も貨物コンテナに隠す等、などさまざまな方法で船上に持ち込まれる。貨物盗難は、はるか昔から海運業を悩まし続けている問題で、膨大な金銭的損失をもたらしている。通常、こうした保安脅威に対処する最も効果的な方法はその予防策です。貨物盗難にはほとんどの場合、暴力行為や政治問題が関わっていることはないが、常に保安脅威リストの上位にくる問題であり、本研修コースでその解決策について詳しく取り上げる必要がある。講師は、貨物盗難は貨物の保安に対するさまざまな脅威のひとつにほかならないと教えなければならない。また、このセクションでは、貨物に対するその他の保安脅威についても詳しく取り上げるべきである。巻き添え被害が発生するのは、近くで起きた火災、爆発、攻撃が船舶や港湾施設に損害をもたらすときである。意図したものではない場合もあるが、その損失額は現実的な脅威である。こうしたタイプの損害の影響を最小限にする手段がいろいろある。1.5 船舶と港湾の運用と状態このセクションでは、海運の全体的状況を訓練生に理解させる。海運システムの輸送や物流管理の複雑な全体構造に精通することで、訓練生は自分の保安責務を有効的に担うことができるようになる。訓練生は、国際輸送及び複合一貫輸送の一連の流れ並びに貨物や乗客の移動に関する一般的なパターンとメカニズムを基本的に理解することが不可欠である。海上輸送とその他の輸送機関との間の運用が、この研修区分の中心テーマである。授業では保安との関連で貨物の追跡やその他の関連する情報システムの基本的なことにも触れるべきである。

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